構造信頼性工学プログラム使用時の注意(2010.6.18) ○Matlabのバージョンに関するお知らせです。Symbolic Math ToolboxがないMatlabを使っている方は、関数FuncGの読み込みがうまくいかない可能性があります。修正プログラムを作成したのでそちらを使ってください。 afosm2.m 以下に使用方法です。 変更点は3点です。 1つ目 関数名をafosm2としたので、ファイルの保存はafosm2.mでお願いします。 2つ目 式から、限界状態関数を与える部分'FuncG'をなくしました。 [X, meanZ, sigmaZ, alpha, beta, error, ntry] = afosm2(p1, p2, p3, n_dis) なので、実行例を次のように変えてください。 実行例:[X, meanZ, sigmaZ, alpha, beta, error, ntry] = afosm2([40 25 20],[4 5 1], [0 0 0], [1 2 2]) 3つ目 プログラムの中で、限界状態関数と、その偏微分を自分で与える必要があります。 119行目〜です。 % 限界状態関数の設定 function [output_G grad_G] = cal_Func_G(X) % 限界状態関数を与える output_G = X(1)/X(2) - X(3);    ← ここを自分の限界状態関数に変える(注1)。 % 限界状態関数の偏微分を計算する % 前からX(1)の偏微分、X(2)の偏微分、X(3)の偏微分 grad_G = [1/X(2), -X(1)/X(2)^2, -1];     ← 偏微分を自分で計算して与える(注2)。 return 注1:例えば、X1 - X2 * X3 ならX(1) - X(2)*X(3)としてください。 注2:例えば、X1 - X2 * X3 なら、X1での偏微分が1、X2での偏微分が-X3、X3での偏微分が-X2なので、[1 , -X(3), -X(2)]です。 構造信頼性工学プログラム使用時の注意(2010.6.2) ○対数正規分布を使う方に注意です。対数正規分布を使うときのパラメータは、対数正規分布のパラメータ(λ、ζ)でなく、分布の平均値μと標準偏差σを使うようにしてください。 ちなみにμ、σ、λ、ζは以下の関係となっています。 λ=lnμ-ζ^2/2 ζ^2=ln(1+σ^2/μ^2) ○対数正規分布を使う方に注意です。最終的なβの値が小さい(Gが簡単に0以下になってしまう)ような解析ケースを考えた人は、正規化変数を計算する過程で、対数正規分布に負の値を入れてしまいます。このエラーの対処方法は、初期値のβの値を小さくすることです(今は3.0を与えています)。